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慶應義塾大学病院、院内ネットワーク刷新に合わせてSDN全面導入へ
2016年10月21日 16:51
日本電気株式会社(NEC)は、慶應義塾大学病院(東京都新宿区)の院内ネットワークをSDN(Software-Defined Networking)にて構築したと発表した。同病院では2020年までにSDNの適用範囲を全ネットワークへ拡大させる計画。
慶應義塾大学病院の従来のネットワークは、個人情報を扱うために秘匿性を重視した病院ネットワークと、研究をおもに手がける医学部のネットワークが別々に運用されており、一体化が課題となっていた。そこで2018年3月の新病院棟が完成に合わせる形で、新ネットワークを構築するに至った。
設計にあたってはNECのSDNソリューションを採用。ハードウェアに依拠することなく、ソフトウェア設定で柔軟にネットワーク構成を変更できるSDNの特徴を活かし、仮想ネットワーク別のセキュリティ設定、迅速なネットワーク拡張を可能にしたという。
また、医療機関のネットワークという特性を鑑み、24時間365日連続稼働前提の高可用性を実現した。万一の際には従来ネットワークにも切り替えられる。