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キヤノンMJ、WD傘下のSANDISK、HGSTと販売契約を締結 企業向けストレージを国内で拡販

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は18日、Western Digital(WD)傘下のSANDISKおよび株式会社HGSTジャパンと販売契約を締結したと発表した。これに伴い、企業向けストレージ「SanDisk InfiniFlashシリーズ」と「HGST Active Archive System」の国内販売を11月1日より開始する。なおキヤノンMJは今回の販売契約により、国内で初めてSanDiskとHGSTの両ブランドの企業向けストレージを扱う一次販売店になるとのこと。

 キヤノンMJによれば、ビッグデータやアナリティクスの拡大、映像データの4K/8Kへの移行による大容量化への要望が高まっていることや、フラッシュメモリに保存した写真や動画などのデータを、クラウドなどデータセンターの大規模ストレージに保存するケースが増えていることなどを受け、高速なデータアクセスを可能にする「オールフラッシュ」と、大容量化を低コストで実現できる「オブジェクトストレージ」を大容量ストレージとして採用する企業が増えているとのこと。

 そこで、こうしたニーズに応えるため、「SanDisk InfiniFlashシリーズ」と「HGST Active Archive System」の販売を開始し、企業向けストレージのラインアップを強化するという。

 このうち「SanDisk InfiniFlashシリーズ」は、高密度かつ省電力性能の高いオールフラッシュストレージ。SDS(Software Defined Storage)環境での利用に適しているとのことで、すでにLenovoのx86サーバーとSDSソフト「Nexenta」との動作検証が完了している。また今後も、NECなどのサーバーベンダーとSDSソフトとの動作検証も進めていく予定とした。価格は1500万円から。

 一方の「HGST Active Archive System」は、データのアーカイブ化やクラウド利用などのニーズに適したオブジェクトストレージ。容量あたりの単価が低い点が特徴で、1ラックにおいて、従来の5倍以上の密度/容量を提供できるという。価格は9000万円から。

SanDisk InfiniFlashシリーズ
HGST Active Archive System