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さくらインターネットとエブリセンス、IoTプラットフォーム間のデータ相互利用の実現に向け検討開始

 さくらインターネット株式会社と米EverySense(エブリセンス)は17日、IoT分野で協業し、さくらインターネットが開発中のIoTプラットフォーム「さくらのIoT Platform」と、エブリセンスのデータエクスチェンジプラットフォームの接続により、IoTデータの相互利用メカニズムの検討を開始した

 エブリセンスは、IoT領域におけるデータ仲介事業者として、データ流通経済創出に向けたIoTマーケットプレイスの準備を進めており、2016年10月から商用サービスを開始した。

概念図

 提携では、さくらインターネットの「さくらのIoT Platform」と、エブリセンスが提供するデータエクスチェンジプラットフォームを相互接続することにより、独立したIoTプラットフォームの利用者同士が、相互にデータの提供を行うとともに、データ利用による価値の分配が実現される。

 これにより、「さくらのIoT Platform」の利用者は、IoT機器が生み出すデータを「さくらのIoT Platform」外で他者に提供することにより、新たな価値の獲得が可能となるほか、他のIoTプラットフォーム利用者からの提供データとの組み合わせによる高い付加価値サービスへの展開も可能となるとしている。

 さくらインターネットでは今後、技術的、営業的な課題を解決するために検討を進め、2016年度末を目標にサービスの連携を進めていく。