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KDDI、クラウド型遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx Cloud」

 KDDI株式会社は、法人向けの遠隔作業支援用映像伝送プラットフォーム「VistaFinder Mx Cloud」を9月30日から提供開始する。

 「VistaFinder Mx」は、遠隔の作業現場からスマートフォンやタブレット、モバイルPCなどで撮影した映像を、さまざまなネットワーク回線を使って高品質に生中継する遠隔作業支援システム。

 ライブ映像・音声による作業指示や確認、現場映像の記録を、独自の高画質動画転送技術を活用して、動画が途切れにくく安定した品質で中継できる。さらに、AR技術を活用して、作業指示者側の端末に記載した手書きの指示を、作業現場側の画面上にリアルタイムに表示することで、直感的な指示を可能にし、作業の効率化やミスの軽減を支援する。

「VistaFinder Mx Cloud」利用イメージ図

 今回、提供を開始する「VistaFinder Mx Cloud」は、VistaFinder Mxの機能をクラウド型で提供するサービス。クラウドサービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス(以下、KCPS)」を活用することで、リアルタイム映像伝送など従来のVistaFinder Mxの機能や、高品質で安全なネットワーク環境の実現に加えて、構築に必要な期間を7割短縮し、約2週間で提供することを可能にした。

 顧客自身でサーバーの構築や運用の必要が無く、1年契約の料金体系とすることで導入費用を抑えられ、高品質で安全な導入が可能になる。

 利用料金(税別)は、導入時の一時金が15万円から、年額料金が33万8000円から。

 海外の現地法人向けにも提供し、海外を含む遠隔地の作業管理、海外出張のコスト削減を実現できる。サービス開始当初は中国、米国から提供を開始し、提供国は順次拡大予定。日本で一括して契約することも可能。