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MOTEX、スマートデバイス管理ツールの新バージョン「LanScope An Ver.2.6」、iOS端末向け機能を強化

 エムオーテックス株式会社(以下、MOTEX)は27日、スマートデバイス管理ツール「LanScope An」の最新バージョンとなる「LanScope An Ver.2.6」をリリースした。

 LanScope Anは、企業におけるスマートフォンやタブレット端末の管理を行うことができるクラウド型のスマートデバイス管理ツール。プラットフォームにMicrosoft Azureを採用し、管理対象のスマートデバイスにアプリをインストールすることで、端末のさまざまな情報を自動収集し、管理できる。

 新バージョンでは、iOS 9.3の新機能「紛失モード」に対応。LanScope Anの管理コンソールから「紛失モード」を有効にすることで強制ロックを実行し、「回収用のメッセージ」と「連絡先情報」を紛失端末の画面に表示できる。

 これまでiOS端末では、位置情報サービスがオフになっている場合にはその端末の位置情報が取得できなかったが、iOS 9.3から追加された紛失モードでは、iOS端末の位置情報サービスがオフの場合でも、管理コンソールから強制的に位置情報を取得できる。LanScope Anではこの機能に対応するとともに、定期間隔の位置情報取得を待たずに紛失時に最新情報を取得することで、セキュリティの維持と迅速な復旧を可能にする。

 また、企業がアプリを管理するためのプログラムとしてAppleが提供している「Volume Purchase Program(VPP)」については、従来のユーザーベース方式に加えてデバイスベース方式にも対応。これにより、iOSデバイスにApple IDが設定されていなくても、LanScope Anからアプリを配信することが可能になる。App Storeの利用を禁止していても配信でき、会社で許可したアプリのみを利用させることができる。