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ALSI、ERPフロントソリューション「ECOAS」のラインアップを強化

 アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は8日、ワークフローを活用したERPフロントソリューション「ECOASシリーズ」において、4つの新ソリューションを提供開始すると発表した。

 ERPフロントエンドソリューションとは、ERP製品と連携することにより、煩雑な基幹系システムへの入力をより簡単に行えるように支援するシステム。登録作業の負荷軽減や入力時間の削減が可能となるほか、エビデンスの記録・保存、内部不正の防止など、コンプライアンス上の課題も解決できるメリットがある。

 ALSIでは、2009年7月よりECOASの販売を開始し、経費・旅費精算ワークフロー「ECOAS for 旅費」「ECOAS for 経費」を提供してきたが、さらに今回は、

・ECOAS SAP会計伝票申請
・ECOAS SAPマスタ登録ワークフロー
・ECOAS SAPユーザID申請
・ECOAS SAPアクセスコントロール

の4つをラインアップに加え、ユーザー企業の業務効率向上を支援するとのこと。

 新製品のうちECOAS SAP会計伝票申請は、SAPに会計伝票(会計仕訳)を直接登録する際、ワークフローシステム「intra-mart」とExcelを組み合わせることで、分散入力を実現するもの。ワークフロー承認後の伝票はSAPへ自動登録される仕組みのため、登録前に伝票の入力チェックも行え、エラーを回避につながるとしている。

 2つめのECOAS SAPマスタ登録ワークフローでは、SAPの品目マスタ登録をintra-martのフロント画面(Webブラウザ上)で行えるようにする。またECOAS SAPユーザID申請では、intra-martを利用することによりユーザーIDの申請から承認までを行えるほか、SAPのID登録と権限設定を効率的に実施できるとした。

 最後の「ECOAS SAPアクセスコントロール」は、ジョブ管理ツール(JP1)とSAPのBAPIプログラムとの組み合わせでSAPのアクセスコントロールを実現するソリューション。SAP接続ユーザーに対し、一斉ログオフとログオン不可の設定を、マニュアルレスでセットすることが可能としている。