ノースグリッド、ネットワーク分離環境でのデータ受け渡しに特化したオンラインストレージ構築製品

　株式会社ノースグリッドは1日、オンラインストレージ構築パッケージ「Proself」において、ネットワーク分離環境のファイル受け渡しに特化した製品「Proself Gateway Edition」を販売開始すると発表した。

　Proselfは、インターネット環境を通じてオンラインストレージサービスを構築するためのソフトウェア。Webブラウザからファイルにアクセスする機能を標準搭載しているほか、複数ユーザー間でファイルを共有するグループ機能や、アカウントを持たないユーザーにファイルを受け渡せるWeb公開機能などを利用できる。

　今回提供するProself Gateway Editionは、ネットワーク分離された環境でのファイル受け渡しに特化した製品で、同環境でのファイル受け渡しの際に必要とされる上長の承認、拡張子によるファイル種類の制限、Active Directory（AD）/LDAPとのユーザー連携といった機能を備えている。

　設定についても、ネットワーク分離環境でのファイル受け渡しに必要なものに絞っているため、分かりやすくなっており、ネットワークセグメントの指定をしてユーザーアカウントを作成するだけで、すぐに利用できるとのこと。

　受け渡し方法は、運用に合わせた複数の種類をサポートする。インターネットネットワークセグメントからはWeb GUIを用いてファイルをアップロードするが、セキュアネットワークセグメントでのファイルの受取方法は、1）アップロードしたファイルがメールの添付ファイルとして送られる「直接メール添付方式」、2）ダウンロード用のワンタイムURLがメールで届き、そのURLからファイル本体をダウンロードする「ワンタイムURL方式」、3）セキュアネットワークセグメントからWeb GUIにログインしてダウンロードする「マイフォルダ方式」から選択可能だ。