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Instagram、プロフィール掲載、フォロワー分析、広告配信のビジネス向け機能を提供

 Instagramは15日、店舗の連絡先などを掲載できる「ビジネスプロフィール」、投稿の閲覧数などをチェックできる「Instagramインサイト」、広告配信を行える「投稿の宣伝」の3つのビジネスユーザー向け機能の提供を開始した。

 これらの機能は米国、オーストラリア、ニュージーランドで5月に公開されていたもので、「ビジネスプロフィール」と「Instagramインサイト」は全世界で、「投稿の宣伝」は日本を含む35カ国で提供される。

 「ビジネスプロフィール」は、Facebookページを持つユーザーが、店舗の位置情報や、電話、メッセージ、メールなどの連絡先を任意に選んで掲載できる機能で、無料で利用できる。これを設定することで、「Instagramインサイト」へアクセス可能になるほか、「投稿の宣伝」機能も利用可能になる。

 これまでInstagramでユーザーへ直接連絡するには、投稿へのコメント欄を利用する必要があった。このため、タイムリーに追うのが難しく、内容を読んで選定する手間もかかっていた。ビジネスプロフィールに連絡先を掲載すれば、こうした手間を軽減できるという。

 「Instagramインサイト」は、投稿閲覧数を表す「インプレッション」、投稿を閲覧したユニークアカウント数を表す「リーチ」、ビジネスプロフィールに登録されたウェブサイトのリンクをタップしたアカウント数を表す「ウェブサイトクリック」といった投稿への反応や、フォロワーが1日にInstagramを利用する平均回数を表す「フォロワーアクティビティ」をInstagramアプリから確認できる機能。フォロワーの属性や興味に応じて、関連性のあるタイムリーなコンテンツを提供できるとしている。

 「投稿の宣伝」機能は、過去の投稿を広告として出稿できる機能。配信先は自分で選択できるほか、Instagramのお勧めするターゲットを選ぶことも可能。出稿期間も指定できる。

 Instagramによれば、利用者の60%がInstagram上でブランドや商品の情報を得ており、75%以上が投稿に触発されてウェブサイトを訪問したり、商品やサービスの検索や購入、友人に紹介するなどのアクションを起こしているという。

 これを受け、Instagramでは今回の機能提供により、「利用者とつながる方法を選択できること」「インサイトを得ること」「新規顧客を見つけること」という3つのニーズに応え、Instagram上でビジネスを拡大することが今まで以上に容易になるとしている。