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NVC、米Carbon Blackのエンドポイント防御製品を販売

 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ(以下、NVC)は9日、米Carbon Blackと、同社のエンドポイント防御製品に関する国内販売代理店契約を締結したと発表した。

 Carbon Blackでは、エンドポイントのアクティビティを継続的に記録して一元的に保持し、攻撃者のアクションを追跡してインシデントを詳しく調べ、攻撃の全体像を把握することにより、攻撃が広まる元を特定できるソリューションを提供している。

 具体的な製品としては、エンドポイントにインストールするエージェントにより、保護ポリシーの制御、脅威の管理、リアルタイムの可視化、および包括的なコンプライアンス維持を提供する脅威防御ソリューション「Carbon Black Enterprise Protection」や、エンドポイントにセンサーソフトウェアをインストールし、ソフトウェアの振る舞いを継続的に監視して脅威を検出するとともに、セキュリティチームにリアルタイムのレスポンスのための強力なリモート作業ツールを提供するソリューション「Carbon Black Enterprise Response」を提供している。

 また「Carbon Black Threat Intel」では、信頼できるアプリケーションとその分類のレーティングをホワイトリストとして保持する一方で、一般に出回っているアプリケーションに対する脅威のレーティングを提供。百万単位のエンドポイントとインテリジェンスパートナーからのデータを集積しており、脅威検出、レピュテーションおよび攻撃の分類サービスのための世界有数のソースとなっているという。

 NVCでは、標的型攻撃に有効なエンドポイント防御製品が、さまざまな組織からのセキュリティ要件を満たすためには必要だと判断し、自社の「NVCユニファイド・セキュリティ・サービス」のラインアップに、これらの製品を追加した。今後、大規模企業、製造業、メディア、金融機関、サービス業、政府機関などを対象に販売を進める考えだ。