ニュース

ネットワンパートナーズ、台湾Moxaの産業用ネットワーク製品を販売

 ネットワンパートナーズ株式会社は3日、台湾Moxaと協業し、産業オートメーション用に特化した同社のイーサネットスイッチ製品群、およびシリアルデバイスサーバー製品群を販売すると発表した。

 近年、工場の生産性を高めるため、生産設備をネットワーク接続するスマートファクトリーへのニーズが拡大しているが、ここでは、高温・振動・粉塵などの過酷な環境に対応したネットワーク機器が必要になる。また既設の生産設備には、シリアル通信のような旧式インターフェイスしか備えていないものもあり、それらをイーサネット接続に対応させる必要もあった。

 こうしたニーズに応えて提供されるMoxaのイーサネットスイッチは、産業オートメーション用に特化し、高い耐環境性を備えるとのこと。また、コスト最適化の観点から、多機能なスイッチと接続のみに対応したスイッチ双方を組み合わせる必要があるが、さまざまなラインアップを用意しているのも強みという。

 さらに、シリアルインターフェイスしか搭載しない生産設備でも、シリアル通信をイーサネットに変換するシリアルデバイスサーバーを経由することにより、イーサネット接続が可能になるため、既存の投資を保護したままでスマートファクトリー化への取り組みを進められる。

 ネットワンパートナーズはすでに、Ciscoの産業用イーサネットスイッチ製品群/無線LAN製品群を取り扱っているが、新たにMoxa製品を取り扱いポートフォリオに追加することで、エンドユーザー企業の幅広い要件に適合した工場ネットワークを整備できるとしている。