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アイキューブドシステムのMDMサービス「CLOMO MDM」、Android for Workに対応

 株式会社アイキューブドシステムズは2日、モバイルデバイス管理(MDM)サービス「CLOMO MDM」について、Googleが企業でのAndroidの使用をサポートするためのプログラム「Android for Work」に対応し、Google EMM製品に認定されたと発表した。

 Android for Workに対応したCLOMO MDMでは、「マルチユーザーの利用制限」「ネットワーク設定の初期化制限」など、MDMベンダー各社が独自の方法で実現していた機能制限を、Googleの仕様に則ってOSレベルで確実に実現できるようになった。MDM管理から外れる原因となる、「ユーザーの追加」「Android for Work用のGoogleアカウント削除」「デバイスの初期化」などの離脱操作も制限できるようになり、IT管理者がモバイル管理コストの低減とデバイス資産の喪失抑止を実現できる。

 また、これまではGoogle Playストアアプリや企業独自のアプリを展開する際に、デバイス利用者へデバイスの操作を指導・依頼する必要があったが、Android for Workに対応することで、管理者がGoogle Playストアアプリや企業独自のアプリを遠隔で強制インストール・強制削除できるようになった。

 通常のアプリマーケットであるGoogle Playを禁止しつつ、企業専用のアプリポータルGoogle Play for Workを利用することも可能。ゲームアプリやマルウェアに感染するような危険アプリなど、無許可アプリの利用を禁止しつつ、業務用アプリを安全に展開できるようになり、「アプリ管理業務の大幅な効率化」と「無許可アプリの利用防止」を両立するアプリ管理環境を実現できるとしている。

 管理者は、「メーラー」や「ブラウザ」などAndroid OSが提供する標準アプリを含めて利用制限できるようになったため、特定のビジネスアプリのアイコンのみ表示させて利用を強制するなど、利用目的に合わせたアプリ管理を行いやすくなった。たとえば、アイキューブドシステムズが提供するアプリシリーズ「CLOMO SECURED APPs」の利用のみに限定することで、管理者は高度なセキュリティを実現しつつ、業務用アプリ、コンテンツの利用状況を正確に把握できるなど、ビジネス活用に特化したAndroidデバイス環境を実現できるとしている。