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レノボとSAPがパートナーシップ強化、SAP HANAの機能性向上などで

 レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は26日、SAPとのパートナーシップを強化すると発表した。

 両社は、1)データウェアハウジング、メモリ使用量/容量に関するSAP HANAの機能性向上、2)SAP NetWeaver上のSAP Business Suiteアプリケーションに最適化したハイパーコンバージド・ソリューションの提供、3)MapR版SAP HANA Voraの検証実施、といった点で連携する。

 このうち1)では、ウォームデータを管理するSAP Business Warehouse powered by SAP HANAに向け、高性能データ階層化ソリューションを提供。拡張ノードの割り当てられるようにすることによって、ユーザーはクラスタにより多くのシステムを追加できるようになる。これにより、増え続ける大量のデータにコスト効率よくアクセスでき、分析性能が向上するとした。

 また、Xeon E7-8800 v4シリーズ搭載のシステムを利用し、SAP HANAで動作するソリューションが8TBのメモリをサポートする。この性能向上により、SAP S/4HANAソリューションのメモリ効率が33%向上するとのこと。

 加えて、レノボ、SAP、Samsungは今後、128GBメモリモジュールの活用による拡張性の向上や、さらなるパフォーマンスを引き出すための最適なインメモリシステムを提供し、トランザクションの多い、データ中心のワークロードにおける処理能力と生産性の向上を図るとしている。

 2)では、SAP NetWeaverで動作するSAP Business Suiteアプリケーションに最適化したハイパーコンバージド・ソリューション「Converged HX series」を、Nutanixとの連携により提供する。

 SAP Business Suiteのユーザーがこれを利用すると、Webスケールのインフラが持つメリットを得られるとした。単一のインターフェイスを通じて、データフットプリントを抑制し、ストレージを仮想管理することにより、パフォーマンスの向上、システムの簡素化や効率化を実現する。

 3)では、レノボ、SAPジャパン株式会社、MapR Technologies株式会社が共同で、インメモリ分散環境Spark上で動作するSAP HANA Voraの稼働検証を実施している。蓄積されたビッグデータをSAP Business Suiteのビジネスデータと連携させ、従来では発見できなかった新しい洞察を得られるようになるため、より精度の高いビジネス戦略の立案を実現するとした。

 なお今後は、実際の利用ケースを想定した検証を行い、その結果を技術文書などで提供する予定としている。