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NEC、UTM「FortiGate」向けのSaaS型サンドボックサービスを提供開始

 フォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は21日、日本電気株式会社(NEC)がセキュリティ対策サービス「ActSecure SaaS型セキュリティサービス」に、クラウドサンドボックス機能を提供する「クラウドサンドボックスサービス for FortiGate」をラインナップに追加したと発表した。

 「クラウドサンドボックスサービス for FortiGate」は、UTM製品「FortiGate」の利用者に対して、SaaS型でサンドボックス機能を提供するサービス。NECが、フォーティネットの多層型サンドボックス「FortiSandbox」を活用してクラウド上にサンドボックス環境を構築し、クラウドサンドボックス機能を提供する。

 FortiSandboxは、プロアクティブな脅威検知と減災対策を提供するとともに、脅威の本質を把握することで実効性の高い対策を実現。独自の二重構造のサンドボックスにより効率的に脅威を検知し、長年の実績に裏付けられたフォーティネットの専門知識を企業の現場やクラウドで包括的に活用できるとしている。

 サービスはSaaS型での提供のため、初期コストを抑えて標的型攻撃や未知の脅威への対策が強化可能となり、標的型攻撃対策の設備を導入したいが、すぐには投資が困難、運用担当者がいない、といった企業の問題を解決する。

 NECでは、2006年からFortiGateを対象にセキュリティ運用サービスを提供しており、2010年からはフォーティネットのゴールドパートナー(現在はプラチナパートナー)として、通信事業者、自治体・公共、大学研究機関、大手エンタープライズなどに対して、フォーティネットのセキュリティソリューションの導入・構築を行っている。