ニュース

アイドック、企業向けファイル暗号化・配信サービス「HOGO Enterprise」提供開始

 アイドック株式会社は11日、新たに企業向けファイル暗号化・配信サービス「HOGO Enterprise」の提供を開始した。

 HOGO Enterpriseは、デジタル著作権保護(DRM)関連製品の販売・サポートや技術開発を手掛けてきたアイドックが、そのノウハウを通じて開発したサービス。社内外で共有するファイルをアップロードして、クラウド上で暗号化、特定の受信者のみが閲覧できる形で配信することで、企業の業務効率の改善とセキュリティレベルの向上に貢献する。

 対応ファイル形式はPDFおよびOffice文書(Office 2007以上のWord、Excel、PowerPoint)で、いつ・誰が・どこでファイルを開いたかの追跡が可能。ファイルそのものに暗号化・復号の仕組みが埋め込まれているため、受信クライアント側ではエージェントソフトなしでファイルを閲覧できる。

 これにより、暗号化にかかる手間を減らし、どのような環境においても配信するファイルの機密レベルを一定に保つことが可能になり、今までファイル暗号化の仕組みを使うことができなかった幅広い業種の企業ニーズに応えられるとしている。

 価格は、10ユーザーライセンスで月額1万8000円から。販売代理店であるシーティーシー・エスピー株式会社を通じて提供する。