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SUSE、「SUSE Linux Enterprise 12 SP2」のパブリックベータ版を提供開始

 独SUSEは6月30日(現地時間)、「SUSE Linux Enterprise 12 Service Pack 2(SP2)」のパブリックベータ版の提供開始を発表した。

 SUSE Linux Enterprise 12 SP2は、長期サポート版Linux Kernel 4.4をベースに構築。ソフトウェア定義型ネットワーキング(SDN)とネットワーク機能仮想化(NFV)の需要に対応しており、Open vSwitchのパフォーマンスは12倍以上向上。Open vSwitchとDPDK(データプレーン開発キット)により、SDNとNFVのソリューションに必要なパケット処理能力を提供するとしている。

 OSは「スキップサービスパック」機能により、以前のサービスパックのアップグレードをスキップして、SUSE Linux Enterprise Server 12からSP2へと直接移行が可能。インテルのSkylakeテクノロジーによりシステム性能が向上し、高性能グラフィックス、システムの応答性の向上、バッテリーの長時間駆動を実現した。

 セキュアな暗号プロセッサの標準TPM(Trusted Platform Module)2.0により、信頼性の高いサーバサイドコンピューティングを実現。このほか、統合Googleドライブを使用したGNOME 3.20、追加の分散複製型ブロックデバイス(DRBD)ノードを使用したクラスタリング機能の拡張などを行った。