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NECネクサ、Web型ERP「GRANDIT」向けの生産管理アドオンモジュールを機能強化

 NECネクサソリューションズ株式会社(以下、NECネクサ)は4日、GRANDIT株式会社のWeb ERP「GRANDIT」(グランディット)」向け生産管理アドオンモジュールにおいて、機能強化版を同日より販売開始すると発表した。

 GRANDITは、ワークフローやBI機能を搭載し、経営の全体最適化を支援するWeb型ERPソリューション。製品の需給計画立案などの販売管理連携機能や、会計との原価情報連携などを備えており、統合的な管理を実現する。

 NECネクサでは、GRANDITの製造業向けオプションとして、PLMと部品表情報を連携する「技術情報連携オプション for ObbligatoIII」、生産計画情報を連携する「生産スケジューラ連携オプション for Asprova」に新モジュールを追加することにより、中堅製造業の業務効率化を支援するとのこと。

 具体的には、顧客からの注文に対し、製造指示(製造オーダー)から調達・在庫・入出庫・売上など、システム内で処理されたすべての処理状況をリアルタイムに情報提供することで、取引ステータスのリアルタイム一元管理を実現。また、製造で使用される部品や材料を、中間製品なども含めて、共通部品と製造オーダー別の個別部品に切り分け、適正な在庫割当を行うとともに、オーダー変更に伴う割当調整も効率化できるようにしている。

 さらに、日常の伝票(実績管理)業務の流れの中で、物理的な情報管理が可能な仕組みを提供する。これにより、個別受注生産方式において、製造オーダー別管理はもちろん、ロット番号との組み合わせにより、部品・材料単位の在庫・コスト管理や、物理的なトレーサビリティ管理が可能になるとしている。

 生産管理アドオンモジュールの価格は500万円(税別)から。別途、GRANDITの基本パッケージおよびSI費用が必要になる。NECネクサでは、今後3年間で30社への販売を目指す。