ニュース

住電情報、全文検索・情報活用システム「QuickSolution 10 Ver.10.2」

大容量検索での運用性能や使い勝手を改善

 住友電工情報システム株式会社(住電情報)は1日、全文検索・情報活用ソフトウェアの新版「QuickSolution 10 Ver.10.2」を販売開始すると発表した。大容量データ検索時の運用性能とユーザビリティを向上させているという。

 QuickSolution 10は、20TB・5000万ファイルのファイルサーバーを1台のPCサーバで高速検索できる全文検索・情報活用システム。

 今回の新版では、ファイルサーバーとデータベースに対する大容量データ検索時の運用性能を強化した。まずファイルサーバーに対しては、利用者が直接検索で利用する検索サーバーと、インデックスを更新するインデックスサーバーをオプションで分離できる改善した。両サーバーを分離することにより、インデックス更新時でもファイルサーバーをスピーディに検索できる。一方、大規模化するリレーショナルデータベース(RDB)のデータ検索に対応するため、インデックスの差分更新性能を従来の約2倍に高速化した。

 さらに、利用者の利便性を向上させるための強化も行われている。具体的には、検索結果の表示形式において、サムネイルをタイル上に並べる一覧形式を選択可能にし、従来のサマリー表示、リスト表示と合わせて3つの表示形式から選べるようにした。このほか、検索画面の表示処理をチューニングし、表示速度を大幅に向上させたとのことで、例えば、検索結果の表示件数を50件にした場合には、従来に比べ待ち時間を63%削減できるという結果が得られたとしている。

 また、Microsoft Office 2016、Visio 2013、一太郎 2016への対応、Outlook 2013(msgファイル)への対応(オプション)が行われた。