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富士通システムズ・ウエスト、病院向け診療情報管理システム「病歴大将V5」を販売開始

 株式会社富士通システムズ・ウエストは1日、病院の診療情報管理業務を支援するソフトウェア「病歴大将」シリーズの新バージョン「FUJITSU ヘルスケアソリューション 病歴大将V5(以下、病歴大将V5)」の販売を開始した。

 病歴大将シリーズは、全国700以上の病院で採用されている、診療情報の有効活用を支援するソフトウェア。

 新バージョンでは、病院内・病院外からの多様化する情報提供依頼に対応するため、シリーズの特長である「多段階検索機能」と「統計機能」を強化。これにより、診療情報管理部門が、よりスピーディかつ高度な加工・分析・編集により情報を提供でき、「病院の経営改善」や「医療の安全管理と質の向上」に活用できるとしている。

 多段階検索機能については、病棟情報にまで拡張して多面的な情報活用を可能にするとともに、検索結果の特性や傾向を視覚的に把握できるよう、新たに集計機能を搭載した。統計機能については、選択可能な軸の種類や個別設定可能項目を増やし、数千種類の統計に対応。また、統計結果をファイル出力する前に、男女別・構成比・合計などの表示項目を切り替えて、出力イメージを確認できるようになった。

 このほか、詳細な分析と業務効率化を支援するために、各サブ機能の機能間連携を強化。統計結果から検索結果一覧へ、さらに登録画面に遷移することで、結果の確認や該当データの特定・修正が容易になるなど、利便性を高めた。

 販売価格は100万円から。富士通システムズ・ウエストでは、2018年度までに500本の出荷を予定する。