ニュース

「Windows 10 Anniversary Update」は8月2日提供開始、Microsoftが公開日を発表

 米Microsoftは29日(現地時間)、Windows 10向けの無償メジャーアップデート「Windows 10 Anniversary Update」を、8月2日に提供開始すると発表した。

 Microsoftでは、Windows 10公開1周年のタイミングでメジャーアップデートとなるAnniversary Updateを提供することを予告していたが、今回、提供日を正式に公表した。

 Anniversary Updateでは、ペンによる手書きに対応する「Windows Ink」機能を新たに搭載。パーソナルアシスタント「Cortana」では、ロックスクリーン上でのアクセスや、情報の保存と呼び出し方法の拡張、デバイス間の同期などの機能を強化。ウェブブラウザー「Microsoft Edge」については、消費電力節約機能を強化し、拡張機能のWindowsストアでの提供に対応。このほか、PCとXbox Oneの間で購入したゲームを共有できる「Xbox Play Anywhere」などの機能を追加した。

 セキュリティ面では、Windows Helloによりユーザーはエンタープライズ向けと同等のセキュリティでパスワードを使用せずにアプリにサインインでき、Microsoft Edgeを使った生体認証で対応ウェブサイトにアクセス可能となる。Windows Defenderでは、PCを定期的にスキャンするオプションと、スキャン完了時に脅威が発見された場合に通知とサマリーを通知する機能を追加した。

 また、エンタープライズ顧客向けには、悪意のある攻撃を検出・分析し、対応する「Windows Defender Advanced Threat Protection」と、個人用データと組織用データを分離することで、企業の予期せぬデータ漏えいを防止する「Windows Information Protection」機能を搭載する。