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HOYAサービスとインターコム、クラウド環境でDynamics AXとFAXが連携する製造業向けソリューション

 HOYAサービス株式会社と株式会社インターコムは29日、HOYAサービスが販売するERPソフトウェア「Microsoft Dynamics AX」と、インターコムのFAXパッケージ「まいと~く Center Hybrid」を連携させ、製造業向けERP・FAXソリューションを提供すると発表した。

 製造業における企業間取引ではEDI(電子データ交換)化が進んでいるものの、部品や材料などの中小メーカーとの取引では、現在もFAXが活用され続けているため、ERPを導入して販売・購買業務の効率化・自動化を図ると同時に、データ抽出や送受信処理を手動で行っているFAX取引についても効率化・自動化したいというニーズが強く存在しているという。そこで両社では、Dynamics AXとまいと~く Center Hybridを連携させることにより、ERP導入とあわせてFAX取引の効率化・自動化を実現するとした。

 HOYAサービスでは、Dynamics AXをAmazon Web Services(AWS)のクラウド環境にAXクラウドソリューションとして展開しており、また、まいと~く Center HybridもAWSをはじめとするクラウド環境での運用に対応するため、AWS上にERPサーバーとFAXサーバーを同時に構築することで、可用性や安全性、運用効率性など、クラウド環境の利用メリットを最大限に活用できるようにする。

 さらに、ERPサーバーとFAXサーバーとでFAX取引データが連携できることから、ERPサーバーで販売・購買業務を行う際にFAX取引を処理するだけで、FAXサーバーから見積書や支払通知書を自動でFAX送信可能になっている点も特徴。加えて、FAXサーバーで受け取った注文書なども自動でERPへ受け渡せるので、FAX業務の効率化を含め、さらなるTCO最適化に貢献するとしている。