ニュース

ミロク情報サービスと東洋ビジネスエンジニアリング、ERP分野で協業

 株式会社ミロク情報サービス(以下、MJS)と東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)は24日、両社のERPシステム・パッケージのデータ連携を実現し、海外展開する日本企業向けに新たなERPソリューションとして7月1日から提供を開始すると発表した。また、「Galileopt NX-I」と、B-EN-Gの製造業向け生産管理・販売管理・原価管理システム「MCFrame」のシステム連携も実現する。

 ソリューションでは、MJSが開発・提供する中堅企業向けERPシステム「Galileopt NX-I」と、B-EN-Gが提供するグローバルERPパッケージ「A.S.I.A.」のデータ連携を実現。ドル、元、バーツなど多通貨で「A.S.I.A.」に入力管理されている財務・会計データを円換算した後、「Galileopt NX-I」へ仕訳データとして取り込み、「Galileopt NX-I」のBI機能や管理会計機能を活用して、海外現地法人の状況を多面的に把握することが可能となる。

 「Galileopt NX-I」へ集約されたデータは、日本国内の本社やグループ会社と同一の推移表や比較データで可視化できるため、複数の海外現地法人の状況を同じ指標で比較・モニタリングでき、リスク因子の早期発見にもつながるとしている。

 協業により、MJSは新たな海外向けソリューションを拡充し、B-EN-Gは海外展開する日本国内の中堅企業向けERPソリューションを拡充。両社のERP分野のノウハウを共有し、互いの顧客基盤を中心に相互販売を推進するとともに、新規顧客獲得を目指すとしている。