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良品計画、グローバル会計システムにNTTデータ・ビズインテグラルのERPパッケージを採用

 株式会社NTTデータは9日、ERPパッケージソフトウエア「Biz∫(ビズインテグラル)」が株式会社良品計画のグローバル会計システムにて採用され、カナダで導入・展開を開始したと発表した。

 Biz∫は、NTTデータのグループ会社である株式会社NTTデータ・ビズインテグラルが販売するERPパッケージ。販売・人事などの基幹系業務からグループウェアなどの情報系まで、ユーザーのニーズに合わせてさまざまな業務モジュールを追加できる。

 生活用品ブランド「無印良品」で知られる良品計画は、海外進出を加速させており、直近の年間出店ペースは国内が10店舗に対し、海外では40店舗におよぶ。このため、グローバル企業として成長するためのシステム基盤が必要になっていた。

 良品計画の基幹システム刷新計画にはNTTデータが継続的に携わってきた。Biz∫採用にあたっては、IFRS(国際会計基準)・マルチテナント(複数会社)・多言語・多通貨への対応および拡張性の高さが評価されたという。

 良品計画でのBiz∫導入は段階的に行われており、2014年にまず日本で採用。2015年のアメリカに続いて、2016年にカナダでも利用が可能となった。周辺システムと連携し、財務諸表の作成などに役立てられている。

 Biz∫の導入により、海外拠点の会計データの確認が、これまでの四半期に1度から日次単位で可能となった。また、駐在員の異動を伴う業務立ち上げの迅速化など、少人数拠点の業務を本社からフォローできるようになった。

 良品計画では欧州をはじめとした各海外拠点へグローバル基幹システムを拡張していく計画で、Biz∫についても同様にグローバル展開を図っていくという。