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M-SOL、Pepper向けロボアプリを簡単に呼び出せる機能を開発

開発した機能のサービス化も予定

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(SBT)の100%子会社、M-SOLUTIONS株式会社(以下、M-SOL)は2日、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」において、外部ロボアプリを簡単に呼び出す機能を開発したと発表した。また、この機能を三井不動産レジデンシャル株式会社、JX不動産株式会社の新築分譲マンション「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズウエスト」のモデルルームに設置されているPepperに導入したとのこと。

 Pepperには、さまざまなロボアプリをダウンロードできる「ロボアプリストア」が用意されており、好きなロボアプリをタップするだけでダウンロードを行える。ダウンロード後は自動的にインストールされ、Pepperでそのロボアプリを楽しめるが、同ストア上で提供されているロボアプリはそれぞれが単体の機能のため、Pepperの自然な動作やセリフ付きでロボアプリを呼び出す場合は、システム開発会社が設定を個別開発する必要があったという。

 そこでM-SOLでは、ダウンロードしたロボアプリを簡単な設定でいつでも呼び出せる機能を開発した。この機能を利用すると、ロボアプリ呼び出し設定の個別開発が必要なくなるため、低コストかつ時間をかけずにPepperのコンテンツを充実させることが可能としちえる。さらには、呼び出して利用できるロボアプリの追加・削除といった変更も行え、常に新しいコンテンツをユーザー自身で設定できるため、Pepperコンテンツの多様性を拡張していけるとした。

 なお、今回開発した機能は、「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズウエスト」のモデルルームに設置されているPepperで、5月14日より利用開始されている。今後は、今回開発した機能のサービス化も予定しているとのことだ。