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オンラインストレージ「GigaCC ASP」、“ファイルを渡さない資料共有”に対応

Webブラウザから閲覧可能、より安全なファイル共有が可能に

 日本ワムネット株式会社は、企業向けオンラインストレージ「GigaCC ASP」の新版を6月4日より提供開始すると発表した。実ファイルを相手に渡さずに中身だけの閲覧を許可する機能が提供される。

 「GigaCC ASP」は、企業間・企業内でのファイル送受信、共有を安全に行うためのクラウド型オンラインストレージサービス。ユーザーの使い勝手を維持したまま、大容量ファイルの転送・送受信や共有をセキュアに行える点が特徴という。

 今回の新版では、特定の相手先(ゲストユーザー)に対して、閲覧専用でファイル共有を行うオプション機能が追加された。ゲストユーザーがPDFやOfficeファイル・動画などを閲覧するにあたっては、特別なプラグインやアプリケーションは不要で、Webブラウザからファイルを閲覧できる。

 この機能では、ファイル自体はゲストユーザーに渡さないため、相手先にダウンロード・保存を許可したくない場合にも利用可能。研修用動画や社外秘文書、販売店への情報提供や視聴リサーチ、新製品情報、コンテンツサンプルなどのビジネスファイルを企業間でやり取りする際の不安とリスクを軽減できるとした。また、カメラやスクリーンショットによるデータ流出対策として、任意の文字を透かしとして埋め込める。

 このほか今回は、動画プレビュー機能の追加、Windows 10やMacOS X 10.11への対応、サポートブラウザの追加などが行われた。

 GigaCC ASPの価格は、1GB・10アカウントの場合で月額1万2000円(税別)から。閲覧共有機能は、GigaCC ASP各プランのオプションとなる。