クラウド特捜部
新しいサービスを提案するAmazon Web Services
(2014/12/18 06:00)
DockerのコンテナをAWSのインフラでサポートする
コンテナテクノロジーのDockerは、現状のAWSでも、ユーザーが環境を整えることで利用できる。しかしスムーズに利用するには、いろいろと面倒な設定などを行う必要があった。
今回AWSで提供されるAmazon EC2 Container Service(Amazon ECS)では、Docker用のコンテナがそのままAmazon ECS上で動作することが保証されている。また、パブリック、プライベートにかかわらずアクセス可能なDocker Repositoryをサポートしている。
Amazon ECSでは、単にDockerのコンテナを動作させるインフラだけでなく、EC2のインスタンスプールのクラスタを単位としてDockerコンテナの起動や停止などの管理が行える。複数のアベイラビリティゾーンにまたがる、数万のコンテナを含むクラスタのスケールアウトを簡単に実現する。つまり、実運用されるDockerコンテナ環境において、管理が容易になっている。
実際にDockerコンテナとして起動するAmazon EC2やAmazon EBSの料金は必要になるが、Dockerコンテナを管理するAmazon ECS自体は無料で提供されている。現在は、リミテッド プレビューとしてUS East(Northern Virginia)で提供されており、ほかのリージョンでも近々にサービスが提供される予定だ。