Windows Server 2012研究所

Windows 8.1 Updateのポイントを解説する

キーボードやマウスのユーザーに向けたアップデート

 Microsoftの開発者向けセミナー「Build 2014」で発表されたWindows 8.1 Updateは、4月のWindows Update(毎月米国時間第2火曜日)として提供された。今回は、Windows 8.1 Updateの機能を解説していく。

キーボードやマウスのユーザーに向けたアップデート

 Windows 8.1 Updateは、タッチインターフェイスではなく、キーボードやマウスを利用するユーザーに向けたアップデートといえる。実際、Windows 8.1 Updateを試してみると、キーボードやマウスを利用する既存のPCにおいて使いやすくなっている。

Windows 8.1 Updateのスタート画面。Windows 8.1と大きな変更はない

 Windows 8.1 Updateのスタート画面では、右上のユーザーアカウント名のそばに、電源ボタン、検索ボタンが追加された。電源ボタンの追加により、いちいちチャームをオープンしなくても、スタート画面からダイレクトにシャットダウンができるようになった。検索に関しても、スタート画面から簡単にアクセスできる。

 ただし、Instant Goなどの機能をサポートしているタブレットにおいては、電源ボタンは表示されない。

アカウント名の右側に電源ボタンと検索ボタンが追加された
検索ボタンをクリックすれば、すぐに検索にアクセス可能

 また、Modernアプリをデスクトップ画面のタスクバーに登録することができる。これにより、デスクトップ画面のタスクバーから、直接Modernアプリを起動できるようになった。

 スタート画面のタイルをマウスで右クリックするとタイルのプロパティが表示される。ここでは、アプリのアンインストール、タイルのサイズを変更したりなどを簡単に行えるのだ。

 タッチ操作の場合は、画面の下をタップして、タイルに情報を表示するライブタイルのオン/オフ、デスクトップのタスクバーにアプリをピン止めする。Windows 8.1では、タイルを右クリックすると画面の下に操作項目が表示されているが、マウスでの操作を考えれば、タイルを右クリックして操作できる方が便利だ。

デスクトップのタスクバーにアプリをピン止めすることが可能。また、起動しているアプリは、タスクバーに表示されている
デフォルトでは、Windowsストアアプリがタスクバーにピン止めされている。この設定も変更できる
スタート画面のタイルを右クリックすると、タイルに関する操作が行える

 また、マウスをModernアプリ最上部に合わせるとタイトルバーが表示される。右端に最小化ボタン、閉じるボタンが表示される。最小化ボタンをクリックするとModernアプリは最小化される。画面はデスクトップ画面に戻る。このとき、タスクバーに起動しているModernアプリが最小化して表示されている。また、起動しているModernアプリのアイコンにマウスを合わせると、Modernアプリのサムネイルが表示される。

マウスをアプリの最上部に移動するとアプリにタイトルバーが表示される
右側には、最小化ボタン、閉じるボタンが表示されている
起動したアプリは、タスクバーにアイコンが表示される。このアイコンにマウスを合わせると、サムネイルが表示される
マウスをアプリの一番下に引き下げると、タスクバーが表示される。マウス操作でも簡単にアプリやデスクトップの切り替えができる

 閉じるボタンを使用すると、Modernアプリが終了する。ただし、タスクマネージャーで確認してみると、閉じるボタンを利用した場合は、完全にアプリが終了するわけではないことがわかる。

 CPUの使用率は0%になるが、バックグラウンドで休止状態になっているだけで、メモリ上にアプリは存在する。Modernアプリは、休止状態になり、ある程度アクセスされない時間が続けば、自動的にメモリ上からもアプリを削除する。

 タブレットなどでは、アプリをタップして画面の下にスワイプし、アプリが裏返れば(タイルのアイコン)、システムから完全にプロセスが停止する。

 タイトルバーの閉じるボタンは、デスクトップアプリのように、完全にプロセスが停止するわけではない点に注意したい。

デスクトップのタスクマネージャーをチェックするとスポーツ アプリを閉じたのに、メモリ上には存在する。スポーツ アプリが一定時間使用されなければ、自動的にメモリからも削除される

 タイトルバーの左端には、Modernアプリのアイコンが表示されている。このアイコンを右クリックすれば、「最小化」「閉じる」といった項目以外に、「左に分割」「右に分割」という項目がある。「左に分割」を選択すれば、Modernアプリが左側に縮小表示される。右側には別のアプリを表示することができる。

 これらの操作は、マウス、もしくはタッチパッド(マウスカーソルが表示されるデバイス)が接続されている必要がある。タッチ操作が前提のタブレットなどでは、標準では表示されない(タブレットなどでも、マウスやタッチパッドを外付けすれば表示される)。

左側のアイコンを右クリックするとアプリを分割することができる
アプリを左に分割すると、画面を2分割して、アプリが左側に表示される
マウスでアプリを2分割表示が簡単にできる

 デスクトップ画面のファイルエクスプローラのSkyDriveがWindows 8.1 UpdateではOneDriveに変更されている。さらに、ファイルエクスプローラのOneDriveをマウスで右クリックすれば、OneDriveの同期、オフラインで使用などの操作を行うことができる。また、タスクバーの通知アイコンとしてOneDriveのアイコンが戻ってきた。これにより、現在ファイルを同期しているのかなどを簡単にチェックすることもできる。

ファイルエクスプローラもSkyDriveからOneDriveに変更されている。OneDriveのフォルダーを右クリックすると、OneDriveのコントロールが簡単にできる
通知にOneDrive(旧SkyDrive)のアイコンが追加されている
新しいアプリがインストールされたり、更新されたりすると、スタート画面の下段にメッセージが表示される
アプリの一覧を見ると、新しいアプリや更新されたアプリには、ハイライトが付いている
アプリ一覧でも、右クリックで各種操作が行える
スタート画面でタイルの外にマウスカーソルを動かし、右クリックすると、グループ名の設定が行える

(山本 雅史)