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MKI、Wi-FI位置情報で人の“動き”に応じたサービス実現

 三井情報株式会社(MKI)は13日、Wi-Fiの位置情報を活用し、観光名所などでの人の動きに合わせたサービス提供を実現する「Wi-Fiロケーションサービス」を2月中に提供開始する。

 美術館や博物館などの観光名所において、Wi-Fiによる位置情報から利用者の行動を把握することで、利用者のニーズに応じた便利なサービスをスマホアプリを通じて提供するもの。シスコ製のWi-Fi環境から取得した位置情報を、MKI自社開発のロケーションデータベースサーバーに蓄積し、位置情報と各種コンテンツ情報をひも付けることで実現する。サービスは「Amazon EC2」上で展開され、モバイル分析プラットフォーム「Amazon Mobile Analytics」とも連携する。

アプリ

 訪日外国人向けにおもてなしサービスを検討する観光名所向けに、Wi-Fiに接続する利用者の事前同意のもとで取得した位置情報から利用者の行動をデータ化し、施設管理者にフィードバック。これらの情報から得られる利用者のニーズに合わせて、スマートデバイスを通じた音声や動画でのガイダンス機能の提供、Google Mapの「Geofence」を活用した仮想空間上での宝探しなど、より満足度を向上させる仕組みに生かせるという。

 価格は月額15万円(税別)から。シスコ製Wi-Fiインフラ構築費とAWS利用料を除く。販売目標は年間で30施設。

川島 弘之