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日立システムズ、幼稚園・保育園を対象とした業務支援クラウドサービス

 株式会社日立システムズは10日、施設運営を効率化し、保育サービスの質的向上に寄与する幼稚園・保育園向けのクラウドサービス「保育施設向け業務支援サービス」を、同日より販売開始すると発表した。

 このサービスは、幼稚園・保育園において、園児や保育業務の管理などを支援するクラウドサービス。保育計画・管理、保護者との連絡、園児管理・記録、登園管理などの機能を備えている。また、タブレット端末に対応しており、気づき事項を随時入力できるほか、行政報告を効率化する機能、過去データの引用、データ連携による二重入力防止機能などにより、業務の効率化が図れるとした。

 またクラウドサービスとして提供するため、インターネットの利用環境さえあれば、短期間・低コストで導入可能な点も特徴。園児の個人情報などの重要な情報についても、セキュリティ対策が施された日立システムズのデータセンターで厳重に管理するほか、専任のIT担当者がいない場合でも、日立システムズが導入から運用、ヘルプデスクまでトータルにサポートするので、安心して利用できるとしている。

 価格は、初期導入費用が15万7500円から、月額費用が1万5750円から。導入サポート費用は個別見積もりとなる。

 なお日立システムズでは、日立グループが提供しているクラウドソリューション「Harmonious Cloud」のラインアップの1つとしてこのサービスを位置付け、2015年度末までに5000施設への導入と、累計15億円の販売を目指すとのこと。

(石井 一志)