NTT Com、スマートデバイスに対応した電子カタログサービス「Biz Suite eカタログ」


 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は30日、タブレット端末やスマートフォン向けの電子カタログサービス「Biz Suite eカタログ」を同日より開始すると発表した。

 「Biz Suite eカタログ」は、カタログやマニュアル、会議資料など社内で利用するデータをNTT Comのクラウド基盤上で一元管理し、タブレット端末やスマートフォン上で容易に閲覧・共有できるサービス。タブレット端末やスマートフォンといったスマートデバイス向けのわかりやすいUI(ユーザーインターフェイス)を提供するほか、Microsoft OfficeファイルやPDFファイルといった文書データに加えて、動画、音声のデータにも対応する。また、HTML5によるコンテンツ制作も可能で、文字だけでは伝えきれない商品の魅力を映像で紹介することにより、表現力豊かなプレゼンテーションを実現するという。

 バックエンドはNTT Comのクラウド基盤を利用し、セキュアな環境でサービスを提供するのも特徴。さらに、スマートデバイスを管理する「MDM」サービスも一元的に提供し、端末の紛失や盗難時にも情報漏えいが起こらないよう、迅速に対応できるとのこと。

 加えて、コンテンツや閲覧者に応じた閲覧範囲の制限、閲覧期限、ダウンロード可否などを容易に設定でき、「誰が」「いつ」「どのコンテンツを」閲覧したかといったアクセスログの取得にも対応した。


 なおNTT Comでは、営業担当者がカタログや提案書、マニュアルなどを電子化してタブレットから閲覧・提示したり、会議資料を電子化してデータとして配布するペーパーレス会議要のツールとして利用したり、美容院や旅行代理店などの接客ツールとして利用したり、といったシーンでの活用を想定している。

 価格は、1GBのストレージ容量を含めた基本料金が月額2625円、ユーザーごとに月額367.5円で、50ユーザーから契約できる。またストレージ容量の追加は、2GBごとに月額3万1500円で提供する。

 対応端末は、iPad/iPhone(iOS 04.3.1以降を推奨)、Android 2.2以降/4.0のスマートフォン、Android 3.x/4.0のタブレット端末。

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(石井 一志)
2012/11/30 18:31