日本事務器、AWSのクラウド基盤を利用した運用支援サービス~第1弾としてバックアップサービスを提供
日本事務器株式会社(NJC)は29日、Amazon Web Servicesのクラウド基盤を利用した運用支援サービス「Ezharness(イージーハーネス)」を発表した。9月より順次販売を開始する。
「Ezharness」は、企業のシステム運用を支援するクラウドサービス群。現在、遠隔地データバックアップサービス「Ezharness StoragePlus」、ディザスタリカバリ(DR:災害対策)サイトサービス「Ezharness DRReady」、DRサイトサービスとVPN接続するサービス「Ezharness VPNPlus」、IaaS環境で顧客企業のシステム実行環境を構築・運用するサービス「Ezharness HostingPlus」の4サービスがラインアップされている。
第1弾としてはその中から、Ezharness StoragePlusを9月3日より提供する予定。これは、顧客企業の自社内にあるサーバーのバックアップデータを、クラウドストレージであるAmazon S3にバックアップするもので、バックアップ対象サーバーへ専用ソフトをインストールするだけで、日々発生するバックアップデータを自動でクラウドストレージに保管するという。
具体的には、週次のフルバックアップと日次の増分バックアップを行うとともに、2世代のデータを保存する。また、バックアップデータは256ビットのAES方式で暗号化されるほか、クラウド上のデータは複数のデータセンターに冗長化されて保存される仕組み。バックアップの成功/失敗などのデータ保管状況についてもNJCの専用センターが24時間365日監視し、失敗時にはセンターからの連絡によって現地サービス員が対応するため、安心して利用できるとのこと。
価格は、初期費用が28万円(税別、バックアップソフト費用含む)、月額費用が10GBの場合で3900円(税別)、1TBの場合で11万8000円(税別)。NJCではEzharnessについて、今後1年間で1000社への導入を見込んでいる。
「Ezharness」全体イメージ図 |