NSSOLとノーチラス、バッチ処理高速化ソリューションを提供


 新日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は29日、株式会社ノーチラス・テクノロジーズ(以下、ノーチラス)と協業し、分散処理基盤「Hadoop」とHadoop上で大規模な基幹バッチ処理を行うためのフレームワーク「Asakusa Framework」によるバッチ処理高速化ソリューションを提供すると発表した。

 同ソリューションでは、バッチ処理の高速化として並列分散処理をベースとしたHadoopシステムの導入・開発支援を行うとともに、開発フレームワークにAsakusa Frameworkを活用することで、基幹系システムで要求されるプログラム品質・システム開発生産性・ドキュメンテーションなどの標準化を実現。Hadoopのみでは満たせない要件を実現し、より効果的かつ高品質なシステム開発を支援するという。

 具体的なサービスとしては、(1)バッチ処理へのHadoop適用アセスメントを行う「バッチ処理コンサルティングサービス」、(2)代表的な処理モデルの設計と実機による各種検証を行う「処理方式検証支援サービス」、(3)Asakusa Frameworkを活用したバッチ処理システムの設計・構築を行う「高速バッチシステム構築ソリューション」、(4)「Hadoop/Asakusa Framework運用保守サービス」を提供する。

 両社は今後成長が見込まれるビッグデータ市場において、分散並列によるバッチ処理の高速化という新たなモデルにより、顧客の課題を解決していく。また、バッチ処理におけるHadoop活用を目的とした共催セミナーの開催などを含めたサービスの利用促進を図っていくとともに、NSSOLが提供する「absonne」のクラウド資産などを生かしたバッチ処理システム開発に取り組んでいく。

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