日立ソリューションズ、日本ティーマックスなど3社、「OSIV/XSP」ユーザー向けのリホストサービスを提供


 株式会社日立ソリューションズ、日本ティーマックスソフト株式会社(以下、日本ティーマックス)、ロンググロウ株式会社の3社は13日、メインフレーム環境からオープン環境へのマイグレーション分野で協業すると発表した。これに伴い、富士通のメインフレームOSである「OSIV/XSP」のユーザー向けに、マイグレーションサービスを3月27日より提供する。

 このマイグレーションサービスでは、日本ティーマックスのリホストソリューション「Tmax OpenFrame」を利用。メインフレームで使用しているプログラムにほとんど手を加えることなく、を再開発することなくUNIXやLinuxなどのオープン環境に移行できるという。

 ただし、「Tmax OpenFrame」によるマイグレーションを問題なく実現するためには、既存プログラムを用いた事前の移行性検証などが必要となる。このため、メインフレームのシステム構築や多くのマイグレーションの実績をもつ日立ソリューションズ、「Tmax OpenFrame」を利用したマイグレーション経験を持ち、製品技術やサポートなどを行ってきたロンググロウが日本ティーマックスと協力することで、スムーズなマイグレーションを実現するとした。

 費用面では、従来は数億円かかっていたコストを1/2以下に抑えられ、5000万円程度から対応できるほか、構築期間の短縮も見込めるとのこと。

 なお3社では今後、OSIV/XSP上の既存プログラムを生かしたマイグレーションを検討中の企業に対し、マイグレーションサービスを提案していく予定だ。

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(石井 一志)
2012/3/13 13:23