富士通、豊富なセキュリティ連携機能を備えたデスクトップ型シンクライアント「FUTRO S900」


FUTRO S900(ディスプレイは別売)

 富士通株式会社は8日、デスクトップ型シンクライアント「FUTRO S900」を、同日より販売開始すると発表した。シンクライアントの新グローバルブランド「FUTRO」シリーズの国内第1弾として提供される。

 「FUTROシリーズ」は、富士通と独Fujitsu Technology Solutionsが共同で開発し、グローバルに販売・サポートを行うシンクライアント製品。その第1弾として提供される「FUTRO S900」は、Windows Embedded Standard 7を採用した小型のデスクトップ型シンクライアントで、Windows 7搭載のPCと同様の、使いやすい画面で操作できるのが特長という。

 また、豊富なセキュリティ連携機能を持ち、手のひら静脈認証や指紋認証、スマートカードなどにより、Windowsやシステムへのログオン認証が行える。さらに、USBやシリアルなどの各ポートの使用を制限でき、情報の持ち出しを管理できるとのこと。

 加えて、ディスプレイ用のインターフェイスを2ポート搭載しているので、マルチモニタ環境に標準で対応。IEEE802.11 b/g/nに対応することから、設置の自由度も向上するとしている。

 価格は4万9000円(税別)からで、2月下旬の出荷開始を予定する。

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(石井 一志)
2012/2/8 13:53