DNPとBBSec、「Web脆弱性診断サービス」の期間限定パッケージ

10日で初回報告する短期診断コースなどを用意


 大日本印刷株式会社(以下、DNP)と株式会社ブロードバンドセキュリティ(以下、BBSec)は8日、「Web脆弱性診断サービス」の期間限定パッケージを同日より提供開始すると発表した。DNPが販売を、BBSecがWebサイトの脆弱性診断を担当する。

 「Web脆弱性診断サービス」は、企業のWebサイト上に存在する脆弱性を診断し、その結果をレポートするサービス。今回両社では、企業の休業が多い年末年始を狙った攻撃に備え、Webサイトの脆弱性を短期間で診断する「スピード診断コース」と、需要が急増する3月を避け、Web脆弱性診断を3割引きで提供する「じっくり診断コース」を、期間限定で用意した。

 このうち「スピード診断コース」は、通常は年間契約で提供している内容を、期間限定のスポットサービスとして提供するもので、初回の診断結果を申し込み受付から10日間で提示する迅速な対応が特徴。脆弱性診断ツールを使った外部からの疑似アタックにより、Webアプリケーションとプラットフォーム双方の脆弱性を診断するほか、ツールによるウイルス感染有無の診断、セキュリティ事故発生時の相談窓口を提供する。

 提供期間は2012年1月31日までだが、申し込みは1月20日で締め切る。価格は1回2万5000円(税別)。なお、12月18日までに申し込むと、年内に診断結果を報告するとのこと。

 一方の「じっくり診断コース」では、Webアプリケーションをソースコードレベルで診断するほか、BBSecのセキュリティ技術者による外部からの疑似アタック、ウイルス感染の有無の診断、セキュリティ事故発生時の相談窓口などを提供。また、セキュリティ事故発生時用データマップ(サーバー構成、データ保管場所、担当者などが記載されたドキュメント)を事前に作成する。

 提供期間は2012年2月29日までで、申し込み締め切りは2月8日。価格は個別見積もりだが、例として、HTML100ページ、プログラムソースコード30万行程度のサイトの場合では525万円になるとのことだ。

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(石井 一志)
2011/12/8 12:12