日商エレ、BCP/DR/クラウドなどのデータセンター事業へ本格参入


 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は4日、事業継続計画(BCP)、ディザスタリカバリ(DR)サービスやクラウドを核としたデータセンター事業への本格参入を発表した。第1弾として大阪市堂島データセンターを開設している。

 同社では、サービス事業推進の一環として、堂島にデータセンターを立ち上げ、9月下旬よりエンタープライズ向けのデータセンターサービスを開始した。エンタープライズ向けのサービスメニューを一層強化し、BCP/DRなどを支援。加えて、同社の強みである「ICT基盤/ネットワーク基盤構築」や「運用監視サービスの提供」をデータセンターサービスと組み合わせ、「オンプレミス環境のデータセンター移設」「クラウド環境への移行」「データセンターICT基盤の分散・冗長化」など、さまざまなニーズに総合的に対応するという。

 具体的なメニューとしては、「ハウジングサービス」「インターネット接続サービス」「システム運用監視サービス」「マネージドホスティングサービス」「遠隔データ保管サービス」などのデータセンターサービス、ならびに「ICT基盤構築」「ICT基盤移設」「P2V移行」「クラウド基盤構築」などのインテグレーションサービスを用意。順次、ラインアップを拡充していく予定とする。

 また、堂島データセンター以外に北海道エリア、首都圏エリア、中部エリアにも順次データセンターを開設し、災害や電力の影響を考慮し、高品質かつエネルギー効率の高い多拠点分散型データセンターにてサービスを提供していく方針。

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(川島 弘之)
2011/10/4 16:51