マカフィー、スマホセキュリティ意識調査~8割以上が不安


求めるセキュリティ機能

 マカフィー株式会社は12日、「スマートフォン利用におけるセキュリティ意識」調査結果を発表した。ユーザーの8割以上がセキュリティ面に不安を持ち、求める機能はウイルス対策、バックアップ、リストアとなった。

 調査対象は、日本全国、10~60代のスマホユーザー。調査期間は8月29日~30日で、有効回答数は730サンプル(男性・女性ともに365人)。

 これによると、ユーザーの8割以上(84.9%)が利用に際し、何らかのセキュリティ上の不安を感じていることが明らかになった。一方で、15.1%のユーザーは特に不安を感じていないと答えており、傾向として男性(41.8%)より女性(58.2%)の方が多かった。

 具体的な不安としては、1位:ウイルスなどのマルウェア感染(57.3%)、2位:端末の紛失(47.7%)、3位:連絡先や写真など個人情報の流出(41.1%)が挙がった。

 さらに、約6人に1人(17.5%)が実際にセキュリティ上の問題に遭遇したと回答。被害の内容としては、迷惑電話やメールなどの着信・受信(9.9%)が最多だった。

 また数は多くないが、実際にマルウェアに感染したユーザー(2.7%)や、不正なWebサイトへのアクセスやフィッシング詐欺などの被害にあったユーザー(2.1%)も存在。アプリをインストールした際にスパイウェアに感染したと回答したユーザーもいた。

 こうしたことから約9割(87.5%)がスマホには何らかのセキュリティ機能が必要だと考えており、求める機能としては、1位:ウイルス対策(67.3%)、2位:データのバックアップ(37.8%)、3位:データのリストア(27.8%)が挙がった。

 一方でWebフィルタリング(5.2%)、リモートワイプ(6.3%)、Webプロテクション(6.7%)などの機能には、あまり必要性を感じていない状況だった。

関連情報