中堅中小向けのグループウェア「POWER EGG」クラウド版


 ディサークル株式会社は1日、中堅中小企業向けのクラウド型グループウェア・ワークフロー「POWER EGG クラウド」を発売した。

 「POWER EGG 2.0」をSaaSとして提供するもの。POWER EGG 2.0は、企業内の情報伝達を円滑にし、時と場所を選ばずに情報交換・意志決定できるグループウェア・ワークフロー製品。必要な情報を必要な人に気づきやすく整理・集約してプッシュ配信する。

 また、世代別階層型組織図を実装しているのが最大の特徴で、組織体制を事前に登録できる。ワークフローの決裁ルートは、組織図と社内規定を関連付けて定義。申請者は決裁ルートを意識せずに申請でき規定通りに申請書が社内に回覧される。アクセス権限も組織図と連動した設定が可能で、組織内の社員を異動すれば、新しい組織に設定されたアクセス権限が自動で付与される。新旧組織図並行運用も可能なので、組織改正時もノンストップで運用できるとのこと。

 クラウド版では、月額サービスのみの利用となるので、パッケージ版のような初期費用が不要となる。システム運用管理の人件費、設備費、光熱費も不要なので、TCOの削減が可能だ。モバイルアクセス機能も標準で提供される。

 データセンターは免震構造、無停止電源装置、自家発電装置などを備え、セキュリティはセキュリティ格付けで「AA+」(上から2番目のランク。防衛、重要インフラ、金融、医療で利用できるレベル)を取得。システム(サーバー、ストレージのコントローラ、FCスイッチなど)は冗長化され、万が一のサーバーダウン時も10分程度の停止で予備機に切り替わるという。

 サービス体系は、エントリーモデルの「ライトプラン」と、グループウェア/ファイル管理/汎用申請ワークフロー/経費精算ワークフロー/SFAの中から必要な機能を選択できる「スタンダードプラン」。ライトプランの価格は、サービス基本使用料が1万500円/月、およびユーザーあたり840円/月。

関連情報
(川島 弘之)
2011/7/1 17:49