日立ソリューションズが在宅勤務支援サービスを拡充~USBキーなしで利用できるプランを用意


 株式会社日立ソリューションズは16日、在宅勤務に必要なIT環境を提供するクラウドサービス「SecureOnline 在宅勤務サービス」において、Webブラウザからアクセスする接続方式を追加すると発表した。5月17日より販売を開始する。

 SecureOnline 在宅勤務サービスでは、従来、専用のUSBキーを使ってPCをシンクライアント化し、社内システムへアクセスできるようにするサービスを提供してきた。この方式では、USBキーに格納されたOSが起動し、自宅PCなど、USBキーを接続したPCの環境を利用することなく会社のPCなどへアクセスするため、情報漏えいやウイルス感染といったセキュリティ上の課題はクリアされていたという。

 しかし、USBキーからOSを起動する仕組み上、ユーザーに対してUSBキーを配布し、また管理しなくてはならないことから、煩雑さやUSBキーを持たないユーザーが利用できない、といった課題を抱えていた。

 今回提供するWebブラウザからアクセスする接続方式では、こうしたUSBキーの配布・管理が必要ないことから、利便性を優先する場合に適しているほか、決められたPCに利用を限定する個体認証機能、利用するPCでウイルスチェックなどのセキュリティ対策が完了している場合にのみ利用できる機能などを備えており、各企業の利用法に応じた認証方式を採用できるとのこと。

 月額料金は、1人あたり1260円から。このほか、初期費用が別途必要になる。

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