ヤンマー情報システムサービス、販売管理分析システムにウイングアークのDr.Sum EAを採用


 ウイングアークテクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク)は18日、ヤンマーの情報システム子会社であるヤンマー情報システムサービス株式会社が、6カ国にまたがるグローバル販売管理分析システムの構築にあたって、ウイングアークのデータ活用ソリューション「Dr.Sum EA」を採用したと発表した。

 ヤンマー情報システムサービスでは、部品調達システムに集約されたデータを活用し、グローバルで販売管理・分析を行うシステム「GPMS:Global Parts Management System」を開発し、2010年10月に本格運用を開始している。今回、このGPMSのBIツールとして、Dr.Sum EAが採用された。

 ウイングアークによれば、GPMSのBIツールには当初、別のツールが導入されていたが、専用のデータマートを事前に設計しなければならないことに加えて、“別の角度で分析したい”という新たな要望への対応が困難であったため、開発工数と作業負荷が増大。これを解決するために、「専用データマートが不要」「ユーザー側で切り口を変えてドリルダウンできる」「ノンプログラミングでWebのインターフェイスの開発が可能」「OLAPツール」といった特徴を持つ、Dr.Sum EAに切り替えたという。

 なおヤンマー情報システムサービスの担当者は、「以前の分析ツールでは10画面必要だったものが、Dr.Sum EAでは、集計したい情報やグラフをWeb上で自由に設定できるので、1画面で対応でき、開発工数が向上した。データ量は圧倒的に増えているが、グラフ作成のスピードは変わっていない」と、導入効果を説明している。

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