ソリトン、VPNサービスを提供~被災企業向け無償プログラム


 株式会社ソリトンシステムズ(ソリトン)は7日、在宅勤務などに利用できるインターネットVPNサービス「リモートコネクトサービス」を発表した。同日より申し込みを受け付け、25日より提供を開始する。併せて東日本大震災で被災した企業・団体に向け、復興支援プログラムも用意した。

 同サービスは、離れた場所から安全に社内ネットワークに接続し業務を可能にするインターネットVPNサービス。VPN装置はクラウド上やユーザーのオフィス内にソリトンが用意し、ユーザーはPCなどの端末とインターネット接続環境のみで利用できる。

 セキュリティ強化のため、ワンタイムパスワード(OTP)用のハードトークンもオプションで提供する。

 価格は100ユーザーの場合で、初期費用100万円(VASCO製OTPトークン×100個含む)、月額費用15万円(1ユーザーあたり1500円)。

 被災した企業・団体には復興支援プログラムを用意し、7日より申し込みを受け付ける。内容は、「リモートコネクトサービス」とクラウドストレージサービス「HiQZenサービス」を無償提供するもの。

 対象は、災害救助法適用地域に拠点を持つ企業・自治体・学校・組織のうち、仮住居を使用している人。「リモートコネクトサービス」は1社あたり同時接続ユーザー10名まで、「HiQZenサービス」は1社あたり10ユーザーまで登録可能で、ディスク容量は10BGまで、3カ月間無償で提供する。

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(川島 弘之)
2011/4/7 14:35