チェック・ポイント、VMware VMsafeを活用したセキュリティ製品「Security Gateway VE」


 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(チェック・ポイント)は3日、VMware VMsafeを活用した仮想環境向けのセキュリティソフト「Security Gateway Virtual Edition(VE)」を発表した。9月中に提供を開始する予定で、価格は28万円(税別)からとなる見込み。

 Security Gateway VEは、Software Bladeアーキテクチャをベースに、仮想環境向けに提供されるセキュリティソフト。ハイパーバイザーのセキュリティAPIであるVMware VMsafeを利用し、仮想環境に対する適切な保護を提供する。

 きめ細かい設定が可能なファイアウォールポリシーとIPS機能により、ハイパーバイザーレベルで仮想マシン間のトラフィックを検査し、仮想マシン間のトラフィックおよび外部ネットワークを同時に保護可能。また管理者は、仮想環境のセキュリティ状況をより明確に把握できることから、ウイルスやトロイの木馬、キーロガーなどの脅威が仮想マシンへ侵入する前にブロックできるとした。

 また、既存のネットワークトポロジーの変更やライブマイグレーション時のダウンタイムを必要とすることなく、作成済みの仮想マシンや、今後作成する仮想マシンのすべてに、自動でセキュリティポリシーを適用できる。さらに、物理ゲートウェイと仮想ゲートウェイを単一のコンソールから集中管理する機能も備え、管理の簡素化を実現する。

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(石井 一志)
2010/9/3 16:18