URLフィルタとシンクライアントの両機能を搭載した中小向けUTMアプライアンス


 株式会社No.1は31日、ネットスター株式会社、株式会社ランシステムと共同で、シンクライアントでのURLフィルタリング機能を実現する技術を開発したと発表した。この技術を用いたシンクライアント機能付きUTMアプライアンス「Club One Systems」を、中小規模法人向けに、9月1日より販売開始する。

 Club One Systemsは、ネットスターのルータ型フィルタリングサービス「サイトアンパイア」と、ランシステムが販売代理店を務めるUSBメモリ起動型シンクライアント「アイズシンクライアント」の2つの機能を標準搭載したUTMアプライアンス。

 専用USBメモリと専用ルータの組み合わせにより、USBメモリを差し込むだけで、手元のPCがシンクライアントとして利用できるようになる。シンクライアント化されたPCでは、外出先や自宅など、利用場所を選ばず、社内と同じルールでフィルタリングが利用可能となるため、安全かつ効率的なネット利用が実現するとのこと。

 また、低コストでフィルタリングとシンクライアントの両機能を使えるので、PCの持ち出し利用頻度が高い中小企業、あるいは、在宅勤務など職場以外からPCを利用する機会の多い企業などに最適としている。

 スループットは最大200Mbps、VPN利用時が80Mbps。

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(石井 一志)
2010/8/31 16:05