ミラポイント、NASに対応したメールアーカイブアプライアンス「RazorSafe 7シリーズ」


Mirapoint RazorSafe 7シリーズのうち「RazorSafe700」

 ミラポイントジャパン株式会社は3日、メールアーカイブアプライアンスの最新版「Mirapoint RazorSafe 7シリーズ」を発表した。新たにNAS環境に対応し、ローカル/リモートの両ストレージを有効活用したメールアーカイブの運用を提案するとしている。

 RazorSafeシリーズは、ストレージや筐体などのハードウェアと、アプリケーションやOSなどのソフトウエアを一台に統合した、メールアーカイブ・アプライアンス。POP/IMAPを利用してメールサーバーからメールをアーカイブするため、万一の障害時にも、メールサーバー上のアーカイブフォルダにメールが蓄積され、高価な冗長構成を選択しなくとも、十分な安全性を確保できるという。また、導入にあたってSMTP経路への変更をする必要がない点もメリットだ。

 新版では、検索したいメールがリモートストレージに保存されている場合でも、内蔵のローカルストレージに保存されている場合と同様に検索・閲覧できる機能を備えた。また、リモートストレージに対しては、ローカルストレージとは異なるデータ保持ポリシーを設定できることから、アーカイブ効率を高められるとしている。

 ラインアップには、上位モデルの「RazorSafe700」と下位モデルの「RazorSafe170」が用意された。対応可能なリモートストレージの最大容量は4TBまでで、ローカルストレージとあわせて最大8TBまでの拡張に対応する。

 価格は346万5000円(税別)から。

関連情報
(石井 一志)
2010/8/4 06:00