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“歩行アシストカート”が高齢者の異変を見守る、富士通のIoT技術

 富士通株式会社は7日、生活支援ロボット関連事業を展開するRT.ワークス株式会社に、IoTと介護ロボットを融合するインフラシステムを提供したと発表した。歩行アシストカートをIoT技術を利用して安全に見守るシステムという。

 RT.ワークスが開発した生活支援ロボット「歩行アシストカート」に搭載されたセンサーから収集した情報を、同社のIoTプラットフォーム上で管理・蓄積・分析。利用者の「位置情報」「歩行距離」「活動量」といったデータから健康状態を把握できるほか、機器の傾きや転倒といった状態もリアルタイムに検知することで利用者の異変も察知し、アラートを通知できるという。

 また、使用状況から歩行アシストカートのバッテリ状態や機器情報などを分析し、富士通から機器の故障対応などの新たなサービスも提供できるようになるとしている。具体的に歩行アシストカート購入後の保守サービスとして、利用者情報や各種要望、トラブルなどの問い合わせを富士通エフサスのサポートセンターが請け負い、一貫した情報の把握・分析により歩行アシストカート利用における課題や改善点を見出し、今後のサービス開発に反映。機器の計画的なメンテナンスや故障の予測なども実現するという。

 同社のIoTプラットフォームは、アプリ開発環境をクラウド上で容易に利用でき、実現性を検証したIoTモデルを基に、センサー・デバイス、ネットワーク、ミドルウェア、アプリケーションなどを組み合わせられるトータルなシステムとのこと。今回の歩行アシストカートでは、搭載されたGPSや6軸モーションセンサーなどのセンシング情報を、機器内で接続された富士通エレクトロニクスが開発したネットワーク通信デバイスに数秒おきに配信し、IoTプラットフォーム上で管理・蓄積・分析している。

川島 弘之