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リコージャパン、他社サービスとの連携が可能なタレントマネジメントサービスを提供

給与システムの社員・組織情報を連携し効率的な管理を実現

 リコージャパン株式会社は21日、人事業務の効率化や評価プロセスの見える化を実現するタレントマネジメントサービス「RICOH 人財ポータルサービス」を、同日より提供開始すると発表した。

 「RICOH 人財ポータルサービス」は、資格情報データベースや評価シートなど、さまざまな書式に分散・散在する人事情報を一元管理し、過去データを含めて検索・参照できるようにするタレントマネジメントシステム。人事情報の管理においてよく使われる機能や設定がプリセットされているため、構築・設定に時間がかからずに、ログイン後すぐに利用を開始できるという。

 また、機能や設定をシンプルな構成にしていることから、特に中堅・中小企業に導入しやすい価格帯での提供が可能になったとのこと。

 加えて、リコージャパンのパートナー企業が提供する給与システムの情報を、APIやCSVファイルによって「RICOH 人財ポータルサービス」に取り込み、反映させる連携機能を備えた。

 例えば、株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)の「給与奉行クラウド」「奉行クラウドHR DX Suite」、ピー・シー・エー株式会社(PCA)の「PCAクラウド 給与」に登録した社員情報や組織情報(組織名称、階層等)をAPI連携で取り込み、このサービスの基本情報欄に反映することが可能だ。

 社員の入社・退社や、組織改編などのタイミングでデータ連携することにより、社員情報の登録・更新作業を効率よく行えるほか、データの重複や抜け漏れを防げるとしている。

 従業員1人あたりの価格(税別)は、月額500円または年額6000円。別途、「RICOH クラウドアプリケーション スタートパック」が必要となる。

 今後はさらに、勤怠システムとの連携(2025年夏)など、さまざまな基幹システムとの連携を順次展開する計画。基幹システムとのシームレスなデータ連携によって、給与計算・勤怠を含めた人事関連データまでをトータルで管理し、データの有効活用を通じた、よりいっそうの業務の改善・効率化を実現するとのこと。