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GMOグローバルサイン・HD、電子契約サービス「GMOサイン」で対面でのスムーズな契約を実現する「対面契約プレミアム」を提供
2024年4月24日 11:00
GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(以下、GMOグローバルサイン・HD)は23日、同社が運営するクラウド型電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン(以下、GMOサイン)」のオプションパックとして、「対面契約プレミアム」をリリースした。
GMOサインでは以前から、対面による紙の契約書・申込書などの取得を、タブレット端末で簡単に電子契約に移行できる「対面契約」サービスを提供している。相手方がタブレットに必要事項を入力し、手書きサインを行うことで署名が完了する。
電子メールアドレスによって本人性を担保する通常の電子契約と異なり、従来の「対面契約」では、相手方の本人確認書類データを契約文書とともに保存することで本人性を担保していた。
新たに提供する「対面契約プレミアム」では、電子契約の本人性を担保する手段として、「SMSアクセスコード認証」を採用した。契約締結時、相手方はスマートフォン(携帯電話番号)を用意するだけでよく、「対面契約」をより気軽に利用できる。
個人と契約・申し込みを締結する機会の多いサービス業界では、相手先がメールアドレスを持たない、もしくは日頃電子メールを使い慣れていないケースも多く、契約書を電子化する際の課題となっていると説明。「対面契約プレミアム」では、通常の電子契約では必須となる電子メールアドレスを使わず契約を締結できるから、どのような相手方とも確実に契約を結べるとしている。
「対面契約プレミアム」では、「対面契約」と、通常の電子契約との併用が可能。たとえば、本部の管理部門が最終承認を行う必要のある契約では、営業担当者が対面で取得した署名文書がオンライン上で管理部門へ共有され、確認・署名ができ、即座に次の業務に進むことができる。紙の書類の処理や情報共有・確認に費やしていた時間を低減し、業務効率化による労働環境の改善や、それに伴う離職率の低下を期待できるなどのメリットがある。
例えば、「対面契約プレミアム」を用いることで、緊急対応が必要な住宅設備の修繕工事においても、その場で対面契約を結ぶことが可能となる。従来、下見や見積もりのため現場訪問を行った後、書類作成のため一度自社へ戻り、その後郵送などでやりとりを行うケースもあったが、「対面契約」では契約を即座に結ぶことができることから、発注者の緊急性を要する要望事項にも柔軟に対応できるとしている。
また、GMOサインは国土交通省より建設業法の定める技術基準に対応しており、建設業界において安心して使えるサービスであるとの確認を取得している。
GMOグローバルサイン・HDでは、対面契約プレミアムの提供を通じて、デスクワークのみならず、実店舗や訪問、作業現場などにおける契約業務の効率化やペーパーレス化を支援することで、社会全体の生産性向上とSDGsの推進に向けさらに尽力していくとしている。