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ラック、米Vectra AIのNDR製品の運用を支援するマネージドセキュリティサービス

 株式会社ラックは26日、米Vectra AIのNDR(Network Detection and Response)ソリューション「Vectra AI NDR」の運用サービス「JSOC MSS NDR監視運用 for Vectra AI」を、同日より提供開始したと発表した。

 「Vectra AI NDR」は、ネットワークに侵入したセキュリティ上の脅威を、AIを活用して可視化する、アプライアンス型のNDR製品。ネットワーク内に侵入されることを前提としており、スイッチのミラーポートからネットワークトラフィックデータを収集・分析することで、脅威インシデントをリアルタイムに検出し、影響範囲を特定することができる。

 また、セキュリティに特化したAIが、検知した脅威の優先順位付けを自動化する「Attack Signal Intelligence」を搭載しており、緊急性の高いサイバー攻撃の調査・対応を迅速に行えるとのこと。

 今回発表された「JSOC MSS NDR監視運用 for Vectra AI」は、この「Vectra AI NDR」の運用を代行するマネージドセキュリティサービスで、同製品が発したアラートを24時間365日体制で監視・分析し、報告する。また、他社のEDR製品との連携が可能なため、NDRによるネットワークベースの検知からEDRによる端末側の分析まで、一貫したサービスの提供が可能とした。

 なおラックでは、同サービスを利用することにより、セキュリティレベルの向上と運用の効率化に寄与し、「セキュリティ人材の不足」「大量アラートの対応による運用負荷」「24時間監視体制が作れない」など、企業が抱える課題を解決するとアピールしている。