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ソリトン、エストニアCybexerと協業し、より実践的な「サイバー演習サービス」を提供

 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は17日、NATOをはじめ、グローバルにおいてサイバーレンジで実績のあるエストニアCybexer Technologies(以下、Cybexer)と協業し、より実践的な「サイバー演習サービス」を提供すると発表した。

 サイバーレンジサービスとは、サイバーセキュリティの専門家を訓練し、組織のインシデント対応能力をテストするために使用されるシミュレーション環境のこと。同社のサイバーレンジサービスは、NATO CCDCOE(サイバー防衛協力センター)で実施されている、Locked Shieldsと呼ばれるサイバー演習で使用されているものでmサイバー対策を効果的に行うための官民の運用協力体制と組織、関係グループの共同作業と信頼の確立に向け、サイバー対処能力を強化するための実行可能な演習を、普及・促進するものと期待されているという。

 一方、ソリトンでは、経営層などがサイバーインシデントに対し、あらかじめ設定されたシナリオに基づいて、素早く適切に判断するための訓練サービス「サイバー図上演習サービス」を提供してきたが、昨今ではスキルの高いサイバー攻撃者が増加し、大規模かつ巧妙なサイバー攻撃のリスクが高まっていることから、今回はより実践的なサイバー演習サービスの提供を図るため、Cybexerと協業し、国内の企業や自治体などに向けてサービスを提供するとしている。