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Okta、顧客向けアイデンティティ管理「Okta Customer Identity Cloud」の「Security Center」を国内提供

 Okta Japan株式会社(以下、Okta)は8日、顧客向けアイデンティティ管理ソリューション「Okta Customer Identity Cloud」のエンタープライズプランについて、新機能「Security Center」を国内で順次提供開始したと発表した。

 Security Centerは、Okta Customer Identity Cloudからのデータを活用して、認証イベント、潜在的セキュリティインシデント、攻撃対応の有効性を一望でき、顧客のアイデンティティセキュリティ最適化を支援する。

 Security Centerで把握できる情報には、顧客企業における攻撃防御の現状に関するリアルタイムデータ、主要なID攻撃ベクトルに関する脅威モニタリング、認証トラフィックに関するアプリケーション単位での可視化などが含まれる。

 Security Centerは、Okta Customer Identity Cloudのデータをもとに、CISO、セキュリティ運用担当者、アイデンティティチームに対して、アイデンティティに対する脅威の検出と対応を迅速に行う方法を提供する。認証イベント、潜在的なインシデント、脅威対応の有効性を合理的に表示することで、セキュリティを最適化する。

 また、Security Centerは、アイデンティティに対する脅威を特定し、タイムリーに対応するために、独自の環境を構築する手間を省ける。主要な攻撃タイプ、認証イベント、脅威の監視状況をまとめて可視化することで、自社のアイデンティティのセキュリティ状況を把握できる。

 さらに、攻撃防御機能によるユーザー体験(UX)への影響を測定できる。顧客向けのアプリケーションは、アイデンティティ攻撃に対する適切な保護を維持しながら、摩擦を最小限に抑えることで、セキュリティとUXのバランスを取る必要がある。Security Centerでは、攻撃防御機能によるUXへの影響をほぼリアルタイムで表示できるため、状況に応じてセキュリティとUXを適切に調整できる。例えば、MFA、レート制限、CAPTCHAなどの防御機能が、自社のアプリケーションに与える影響をほぼリアルタイムで確認し、微調整できる。