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Sky、変数機能を強化したテスト自動化ツール「SKYATT Ver.6」を提供

 Sky株式会社は6日、テスト自動化ツール「SKYATT(Sky Automation Testing Tool:スカイアット)」の新版として、「同 Ver.6」を提供開始したと発表した。

 SKYATTは、ソフトウェアのテストを自動化するためのツール。ソフトウェアのUI上のボタンやテキストボックスなどを「画面アイテム」として登録し、アイテムに対する「アクション」を選択するだけで自動実行する操作を設定できるため、高度なプログラミング知識を持たない利用者でもテストシナリオの作成を行えるという。

 今回の新版では変数機能を強化し、これまで1つのデータしか保持できなかった変数を、複数保持できるようにした。さらに、ユーザーが任意の属性を選択して、属性値を取得することも可能になっている。これにより例えば、スマートフォン上に表示されたワンタイムパスワードを属性値として取得して変数に格納し、指定したテキストボックスにその値を入力する――といった操作が自動化できるという。なお、データはテスト作成中に確認・編集することも可能とした。

 また、Microsoft Excelに対して、起動や終了、保存、セルの読み出し・書き出しといった簡単な操作を自動化できるようになったほか、CSV形式のファイルからデータを取得して、変数に格納できるようにしている。後者の機能を利用すると、Webサービスのログインにおいて、テスト実行のたびに異なるIDとパスワードを入力するといった操作が自動化できるとのことだ。